昨日お友達からタダ券が手に入ったという連絡をもらい、急遽見に行ってきました！
2001年アメリカ同時多発テロが起こった日、着陸できなかった世界各国からのフライトの乗客７０００人が、カナダはニューファンドランド州の人口１万人の小さな町「ガンダー」の空港に迂回させられ、そこで立ち往生してしまいます。ガンダーの人達は、突然訪れた行き場の無い人々を受け入れることに奔走します。実話に基づいたミュージカルで、数々の賞を受賞、日本でも上演されたそうです。
友人に誘われるまで全く知らなかったショーでした。ミュージカルもろくに観たことないし、９１１がテーマということで、重い感じの内容なのかな？とちょっと迷いましたがせっかくなので行ってみることに。
結果、すごくハートウォーミングでダンサブルでパワフルな、素晴らしいショーでした！じんわりくる場面あり、カナダのド田舎ジョークありで、大部分はテンポよくアップビートな感じで意外でした。
特記すべきは、７千人の旅客とガンダーの街の人々を１２人のキャストだけで演じ分けている所でしょう。セットは椅子やテーブルのみで、これを活用して飛行機内の場面やパブでの場面を、巧みに速めのテンポで切り替えていきます。
キャストは９/11を起点にドキュメンタリー風に両サイドの視点でナレーションしながら場面を演じていきます。この状況で出会い恋に落ちる男女、ＮＹで消防士をする息子の安否を必死で確認する女性、宗教上口にするものが制限されるため何も食べないユダヤ教徒と、彼に出会ったことで今まで自分がユダヤ人であることを隠し続けてきたことを告白するガンダーの男性。当時テロリストと一緒くたに見られたムスリムの男性。ゲイのカップル。個性豊かな登場人物が、家に帰れないストレス、信じられないテレビの映像にショックを受けながらそれぞれの葛藤とガンダー住民との交流を重ねる数日間。
最後に彼らが無事帰宅後の後日談が語られ、エネルギッシュな一曲でフィナーレ！カーテンコールのあとバンドが出てきてアイリッシュの軽快な音楽で締めるという盛り上がる構成でした。
普段だったら自分からは観に行こうとはしないショーだったので、機会に恵まれて行けてよかったです。私はあまりの悲劇や重い内容のものは苦手なのですが、これはじんわりしつつも笑いありダンスありの良いショーでした😊おすすめ！
Amiめりか！ 
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